| 項目 | バージョン |
|---|---|
| OS | Ubuntu 24.04 |
■netplanとは
Ubuntu16以降からネットワークの設定を抽象化するユーティリティとして登場したのが「netplan」です。netplanでは「YAML」と呼ばれる形式の設定ファイルを基に必要なネットワークインタフェースの定義を行います。YAML形式で設定した内容をレンダラーと呼ばれるデーモンにて制御されます。サポートされているレンダラーは下記の2つです。
今回は2つ目の「Systemd-networkd」を用います。
- NetworkManager
- Systemd-networkd
■netplanの設定
流れとしては以下のようになります。
- 設定対象のネットワークインタフェース(NIC)の確認
- 設定ファイルの作成
- 設定の適用と確認
▼1. 対象のNICを確認
DHCP環境にある場合、「ip link」コマンドにて現在のIPアドレスが振られているNICの番号の名前が対象となります。(ここでは赤枠にある「enp0s25」が対象でした)

▼2. 設定ファイルの作成
「enp0s25」という名前が設定対象と確認できたので、次は設定ファイルを作成します。
sudo vi /etc/netplan/99-enp0s25-fixed.yaml
内容は以下のように入力しました。
network:
ethernets:
enp0s25:
dhcp4: false
dhcp6: false
addresses: [192.168.11.200/24]
routes:
- to: default
via: 192.168.11.1
nameservers:
addresses: [192.168.11.1]
version: 2
renderer: networkd
▼3. 設定の反映と確認
最後に「netplan apply」で設定を反映させます。
sudo netplan apply
設定の反映確認は「ip addr show インタフェース名」で行います。「inet」の部分に設定したIPアドレスが表示されていればOKです。
ip addr show INTERFACENAME

■netplan関連コマンド
NICの状態を確認するには「netplan status」を実行します。
netplan status
■その他
netplanについて: https://netplan.io/
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