Oracle環境で表領域を構成するデータファイルの位置を変更する手順のメモです。
| 項目 | バージョン |
|---|---|
| OS | Windows Server 2016/2019/2022/2025 |
| Oracle | Oracle19c |
■表領域とデータファイルの関係
以前の記事にも紹介していますが、表領域はテーブルやインデックスなどをひとまとめにグループ化する論理構造です。その表領域はOSから見ると1個以上のデータファイルから構成されることになります。今回はそのデータファイルをOS上で別の保存領域に移動する手順を示します。
■手順
データファイルを移動するにはまず、対象の表領域をオフラインにして更新がされないようにしてからファイルを移動し、再度オンラインにするという手順となります。「C:\oracle\data\TBS01.dbf」を「E:\oracle\data\TBS01.dbf」として移動する、というケースで見てみます。
ALTER TABLESPACE tbs01 OFFLINE;
host move C:\oracle\data\TBS01.dbf E:\oracle\data\TBS01.dbf
ALTER TABLESPACE tbs01 RENAME DATAFILE 'C:\oracle\data\TBS01.dbf' TO 'E:\oracle\data\TBS01.dbf';
ALTER TABLESPACE tbs01 ONLINE;
ディスクの空き容量が減った来た場合や何らかの理由で移動させたい場合にこの手順で対応ができます。
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