Ubuntu上で.NETアプリを動かすための環境を準備します。2025/02/11現在で最新の.NETであるバージョン9.0を対象とします。
| 項目 | バージョン |
|---|---|
| OS | Ubuntu24.04 |
| .NET | 9.0 |
▼インストール前の状況確認
.NETがインストールされていないことを確認しておきます。いずれのコマンドも.NETがインストールされていないと以下のようなメッセージが表示され見つかりません。
dotnet --list-sdks
dotnet --list-runtimes

▼.NETランタイムのインストール
ここでは.NETアプリを実行する環境の想定として、ランタイムをインストールします。デフォルトでUbuntuのパッケージマネージャにはこのバージョンは含まれていないので、「Ubuntu .NET backports package repository」と呼ばれるパッケージのリポジトリを追加します。
sudo add-apt-repository ppa:dotnet/backports
つらつらとメッセージが表示されるので「続けるには「Enterキー」を、中止するにはCtrl-cを押してください。」と表示されたらEnterキーで進みます。パッケージリストの読み込みが完了したら追加は終了したので次にランタイムインストールに進みます。
ここではasp.net coreのランタイムも同時にインストールしておきます。ダウンロードもあるので環境によってはしばらく待ちます。
sudo apt-get update && \
sudo apt-get install -y aspnetcore-runtime-9.0
ちなみにasp.net coreのランタイムが不要という場合のコマンドは以下になります。
sudo apt-get install -y dotnet-runtime-9.0
インストールが完了したら、最初に実行したランタイムを確認するコマンドで結果を見ます。以下のように表示されたらインストールは無事完了しています。

▼アプリの動作確認
Windows環境で用意した.NETアプリケーションをコピーしてきて先ほどセットアップしたUbuntu環境で動かしてみます。アプリはConsoleアプリで「Hello, World from Ubuntu24!」とメッセージ表示するだけのアプリです。

(参考)
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