JavaScriptプログラムの実行環境(ランタイム)兼、ライブラリを包含したフレームワークであるNode.jsを使ってみます。
| 項目 | バージョン |
|---|---|
| OS | Ubuntu 24.04 |
| node.js | 22.12.0 |
| npm | 10.9.0 |
▼nodejsのインストール
ここではUbuntuのパッケージマネージャ「apt」から「nodejs」、「npm」をそれぞれインストールし、その後バージョンアップを図ることで最新バージョンをセットアップします。「npm」はnode用のパッケージマネージャです。
sudo apt install -y nodejs npm
インストール完了後、バージョンを確認します。2025/1/2に実行した際の実行結果ですが、nodeは「v18.19.1」、npmは「9.2.0」でした。
node -v
npm -v
▼nodejsのバージョンアップ
npmを用いて「n」と呼ばれるバージョン管理ツールをセットアップします。これを用いることでnodejsプロジェクトごとに利用するバージョンを切替することができます。オプション「g」はコマンド実行時のパス指定を不要にするためグローバルにインストール(システム上でパスを通す)するために使用します。
sudo npm -g install n
コマンド「n」のオプションで「stable」を指定で最新の安定板をインストール、「latest」を指定で最新版をインストールします。(ここでは最新の安定版を選択)
sudo n stable
シェルを起動しなおして以下のコマンドを実行するとバージョンが更新されたことが確認できます。2025/1/2の時点では「stable」を指定して実行した結果のバージョンは「node」は「v22.12.0」で「npm」は「v10.9.0」でした。
node -v
npm -v

▼簡単なプログラムで動作確認
お決まりのnodejsプログラム(サーバー)を作成して動作確認します。以下のコードを「server.js」でカレントフォルダに保存します。このアプリではIPアドレスが「192.168.11.200」のUbuntu上でポート「3000」番でHTTPリクエストを待ち受け、結果として「Hello World from node.js app!」のメッセージをレスポンスとして返却します。
// server.js
import { createServer } from 'node:http';
const server = createServer((req, res) => {
res.writeHead(200, { 'Content-Type': 'text/plain' });
res.end('Hello World from node.js app!\n');
});
// http server をIPアドレス「192.168.11.200」、ポート「3000」で実行
server.listen(3000, '192.168.11.200', () => {
console.log('Listening on 192.168.11.200:3000');
});
以下を実行して、ブラウザから「http://192.168.11.200:3000」でアクセスして「Hello World from node.js app!」のメッセージが表示されることを確認できたらOKです。node.jsアプリを実行しているホストサーバ以外からアクセスする場合は、Ubuntuサーバのファイアウォール設定でポート3000が開けてある必要があります。
node server.js

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