| 項目 | バージョン |
|---|---|
| OS | Ubuntu 24.04 |
| vi(vim) | 8.2 |
■vi(vim)エディタとは
ViエディタはUnix系のオペレーティングシステムで広く使用されているシンプルで軽量なテキストエディタです。コマンドは「vi」ですが、多くのLinux環境では「vim」が「vi」へリンクされていたりして実際はvimを利用しているケースもあります。ここではUbuntu環境での確認なので「vi」は「vim」のことを指すものとして進めます。(コマンドラインで「vi –version」と打つとvimの表記が出てきます)
大きな特徴として、「モードベース」で動作することです。 よく使われるモードにはコマンドモードと挿入モードがあり、モードを切り替えて効率よく編集操作を行えます。(ビジュアルモード、エクスモードというのもありますがここでは割愛します。)
■viエディタのモード
よく使われるコマンドモードと挿入モードについて記します。
- コマンドモード: 文字入力はできない、コマンドを実行するモード
- 挿入モード: テキストを編集・追加するためのモード
起動直後はコマンドモードで起動します。モード間の切り替えは下記の通りです。

■コマンドモードでの操作
挿入モードからコマンドモードに入るには 「Esc」 キーを押します。
| コマンド | 操作 |
|---|---|
| iもしくはa | 挿入モードへ切り替え |
| x | カーソル位置の文字を削除 |
| dd | 現在行の削除 |
| yy | 現在行のコピー |
| p | コピーや切り取りした内容を張り付け |
| :wq | 変更を保存して終了 |
| :w | 変更を保存 |
| :q | viを終了 |
| :q! | 変更を保存せずにviを終了 |
| h | カーソルを左に移動 |
| j | カーソルを下に移動 |
| k | カーソルを上に移動 |
| l | カーソルを右に移動 |
| 0もしくは^ | 行の先頭に移動 |
| $ | 行の末尾に移動 |
| G | 最終行に移動 |
■入力モードでの操作
コマンドモードから挿入モードに入るには 「i」キーまたは 「a」キー を押します。
| コマンド | 操作 |
|---|---|
| Escキー | コマンドモードへ切り替え |
コメントを残す