SQLServer – 既定のインスタンスと名前付きインスタンス

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■SQLServerのインスタンスとは

ここでいう「インスタンス」とはSQLServerのデータベース管理を行う「sqlservr.exe」の実行時のプロセスを指すと考えればよいと思います。仮に同一ホストに複数バージョンのSQL Serverをインストールしたとしたら、インスタンスはそれぞれのバージョンごとに実行プロセスが稼働するので別インスタンスとなります。照合順序やディレクトリ構造などを分けたい場合などもインスタンスを分けて構築することで対応ができます。インスタンス単位での起動・停止となります。

■SQLServerインスタンスの種類

SQLServerには「既定のインスタンス」と「名前付きインスタンス」と呼ばれる2種類の稼働方法が存在します。いずれのインスタンスであるか確認するには以下のコマンドで確認ができます。

select @@servername

既定のインスタンス時はホスト名のみが表示され、名前付きインスタンスの場合は「ホスト名\インスタンス名」が表示されることになります。SQLServerは1つのホスト上に複数インストールできますが、既定のインスタンスは1つのみで、名前付きインスタンスは複数が構築可能となります。

▼既定のインスタンス

インストール時にデフォルト指定され「MSSQLSERVER」となります。既定のインスタンスはSQLServerのインストール単位で1つしか指定できません。また、接続時にインスタンス名を省略することができます。

▼名前付きインスタンス

接続時にインスタンスの名称を指定します。以下のキャプチャはSQLServerが稼働しているサーバと別のPCからSQLServerManagementStudio経由で接続を試みる場合となります。

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